家庭内発掘作業は続く。
僕の中で、電気といったらまりんくんなんですよ。それは歪みすぎだろといわれそうだけど、電気のサウンドメイキングの面白さって、やっぱりまりんと卓球のせめぎあいにあったように思うので、まりん脱退以降は、あまり好きじゃないんです。それゆえ、Aは反則なくらい完成度が高いアルバムだと思いますよ。完璧すぎて、聞き込めないけど。
で、まりんの1stソロアルバムcrossoverからのシングルカットを紹介。
あのcrossoverは、いまだに名盤の誉れ高いすばらしい1枚ですが、特にこのシングルの表題曲、mfrfmをはじめて聞いたときの衝撃はものすごかった。アルバムそのものにやられた人も多くて、特にcornelius周辺と小西康陽周辺への影響は絶大だった。実際、常盤さんのアートワークもあいまって、だれの追随をも許さないオンリーワンの作品だと思う。
で、今、このシングルを見て初めて気がつく。
なんだよ、これfelix da house catがリミックスしてるじゃないか。聞いてみると原曲のマテリアルを使いつつ、エレクトロ度をビルドアップさせたファンキーシカゴハウスって感じで、今のhouse catの原型みたいな曲になっている。ちゃんと原曲で使われているナレーションを使っているのが、個人的に評価高し。
でも、やっぱり原曲の持つ情報量の過剰さへの魅力にはかなわないなあ。僕がこうした音楽にはまっていくきっかけのひとつでもあるわけだし。