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2004年 10月 23日
いつのまにか週末になってるのはどうすればいいんでしょうか。
前回のエントリのドラムントークはもりあがったなあ。っつうか、意外と初期ドラムン好きな人多いのね。初期ドラムンには好きな曲が他にもあるので、たまに紹介します。 今日のご紹介ネタはdimitri from tokyoのSHIBUYA CONNECTION E.P.という12"。もちろん、dimitri from parisの変名(といえばいいのか?)です。リリースがいつだろうと調べてみたら、1997年ってずいぶん前なんだなあ。考えてみたらsacrebleuがリリースされたのは、96年だもんな。そりゃ昔だなあ。っつうか、このアナログってdisorientの1番じゃないですか。びっくりですわ。 この12"を一躍有名にしたのは、#Bの2曲目に入ってるlove love modeという曲。ちょっとブレイクビーツよりなハウスにのせて、ラウンジ感あふれる素敵なバックトラックが流れ、その上をサンプリングされた渋谷の女子高生の声が、カタカナ英語で「ラブラブモード♪」としゃべるバカバカしいとしかいいようのない極上のラウンジハウス。リリース当時は、なぜか深夜番組のオープニングテーマに使われたらしく、国内盤のCD-Sがきられたという珍しい曲です。まあ、リリース元がtei towaのakasic recordsだから、考えられなくもない話。アルバムのsacrebleuも国内盤はボーナスCDがついて、ジャケはグラフィッカーズという異様に情報量過多な状態でリリースされてました。 この曲はもちろん当時のクラブシーンでよく使われてた曲でして、須永辰緒氏の伝説のミックステープシリーズorgan b. suiteにも収録されてました。これもまた、先日のadam f同様にフリーソウルシーンでのアンセム的なトラックでした。ちなみに今はほとんど、DJをやってないECDさんもかけてたそうです。やっぱり、あのころの渋谷の記号性みたいな部分を切り取ってた優秀なトラックだったんでしょう。 で、なんでいまさらこの12"を紹介しているかと言えば、dimitriが唐突にこの曲をセルフカバーしたからなんです。しかも、アニメのオープニングテーマとして。それが、この曲、neko mimi modeです。 もともと親日家で(ま、そうじゃないとlove love modeなんて曲つくらないのですが)、アニメマニア(昨年リリースされた2ndアルバムでは、マジンガーZを水木一郎を迎えてカバーしたりしている)である彼ですから、アニメのテーマソングはまあ、彼としても本望なのでしょう。 しかし、こんなの出すか? 平たく言えば、love love modeの女子高生ボイスを声優の声のサンプリングに置き換えたトラック。これがまた、声優の声だけに妙なテンションになってます。 ちなみにアマゾンの紹介では、 自身のスマッシュ・ヒット曲「Love Love Mode」のセルフ・パロディ的ナンバーである今作では、アニメの主人公、葉月のチャーム・ポイントであるネコミミとクラブ・シーンを融合。新たなジャンル“萌えラウンジ”を切り開く大注目ナンバーとなること間違いなし!なんて書かれてます。 ええと、そんなの切り開かなくていいです。 とにかくこの曲は、どうやら2ちゃんねらーの方々の度肝を抜いてくれたようでして、どうやら、このアニメが始まった直後からスレッドがたつという事態になり、現在すでに5スレ目に突入中。もちろん、AAやら関連動画などを集めたまとめサイトまで出来たようです。とにかく、言えるのは大変なことになってるみたいってことです。 いや、トラックそのものは昔のトラックの焼き直しだし、声をサンプリングしまくるってのも、手法としてはたいしたことないんだけどね。 やっぱ素材としてのストレンジさ加減の問題なんだろうなあ。 とにかく、dimitri from parisファンの僕としてはどうなることだかってなところもあります。 でも、もし、これでdimitriから入る形でオタ界隈でクラブミュージックへの関心が高まって、普通にアキバにクラブミュージックの専門店ができたらおもしろいんだけど。(それはないだろうなあ) もしくは、逆にこのトラックを聞いたbob sinclerやdaft punkが急速にアニメに傾倒して、(daftはもともとか。)フレンチハウスシーンの急速なオタ化がすすんでも面白いんだけど。 こっちの方がありそうかなあ。
by mats3003
| 2004-10-23 02:18
| 12 inch
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